メキシコ プラヤデルカルメンのTDI加盟のダイビングショップ、『イグアナダイバーズ』さんで、フルケーブダイバーと減圧手順まで取得されたSさんが、メキシコから帰国し2週間の隔離後(ワクチン接種も完了しています)、エクステンディッドレンジダイバーコースに参加してくれました。

Sさんはメキシコにお仕事で赴任して数年。この間にダイバーになり、テクニカルダイバーにもなられています。
Sさんは身体能力も高く、乗馬なども嗜まれるのでバランスや感覚ともにとても良い方です。
メキシコのイグアナダイバーズの松永さんのところでセノーテでしっかりトレーニングされていて、基礎技術もしっかり身についていました!!  ただ普段はセノーテ、水面の穏やかな水域で潜られているので、海という波や流れのある環境でテクニカルダイビングすることに慣れていないこともあり、戸惑いもあったと思います。

ダイビングってつくづく思うのは、ホームの環境で、たくさん経験を積んでいても、潜り方や環境が変わったときに、応用が利かせられるだけの経験や知恵をもつには、積み重ねが必要だなと。
ある地域やあるスタイルだけで、熟達された方は、これまでのスタイルに固執せず、別の地域や別のスタイルでは、そのスタイルや環境に適応すべく、対応することが大切ですね。Sさんはこのあたりもオープンマインドに対応されていて、きちんとダイバー教育を受けてきたのだなと感心いたしました。

エクステンディッドレンジって聞きなれない言葉ですが、範囲を拡張するという意味になります。
TDIエクステンディッドレンジは、空気減圧潜水の範囲を拡張するという意味になります。
日本の作業潜水の世界では空気減圧潜水は40mですが、TDI減圧手順ダイバーレベルでは最大深度45mです。これは特別なスキルやノウハウを活用するテクニカルにおける空気減圧潜水なら、妥当な深度だと思います。エクステンディッドレンジは、この範囲からさらに減圧ガスをさらにもうひとつ増やして、最大深度も55mという範囲まで拡張します。
詳しくは以前にブログ『空気で水深55mまで潜るTDIエクステンディッドレンジダイバーコースの価値』も書いているのでそちらを読んでみてください。
ちなみに別の指導団体SSIさんでもエクステンディッドレンジ、略してERという名称が出てきます。しかし、内容が全く違うものです。SSIさんのERは、どんな範囲を拡張しているのかというと、レクリエーショナルダイビングの範囲から少しテクニカルダイビング的な範囲に拡張するという意味合いのようです。同じ名称ですが、内容的には全く異なるものです。



今回のコースは、マンツーマンでのコースでした。伝えたいことはみっちりお伝え出来ました。
マンツーマンでしたので、テクニカルダイビングで大切なチームダイナミクスについては、実践でトレーニングができなかったことが心残りですが、またメキシコでチームダイビングにも磨きをかけてください。
テクニカルダイビングは、スキルや知識について特化してトレーニングも行いますが、アウェアネスそして通常のダイビングでも当たり前に大切なダイビングセンスを合わせて磨くこともとても大切です。このあたりも実践してトータル的にトレーニングも行えました。

Sさんの感想の中で、師匠(イグアナダイバーズの松永さん)から教わってきたことが、また別のインストラクターから習うことで、改めて大切なのことばかりだとより深い理解できたとのこと。この言葉が印象に残っています。

Sさんは無事、帰墨されたとのこと。これからますますセノーテのダイビングを楽しんでくださいね。




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