TDIナイトロックスダイバーコース
TDIナイトロックスダイバーコースは、酸素濃度22%から40%までのエンリッチドエアーナイトロックスを、安全に使用するための知識と手順を学ぶコースです。
ナイトロックスは空気より窒素の割合が少ないため、同じ深度では窒素曝露を抑え、無減圧潜水時間を延長できる場合があります。一方、酸素濃度が高くなることで、最大活動深度や酸素曝露を適切に管理する必要があります。
evisでは、TDI eラーニングによる知識開発に加え、実際に酸素分析器を使用して、酸素濃度の分析、最大活動深度の確認、ダイブコンピューターの設定、シリンダーの表示と記録を実践します。
達成できること
- ナイトロックスの利点と制約を説明できる
- 酸素と窒素が身体に与える影響を理解できる
- 酸素分圧と最大活動深度を計算できる
- EAD(空気相当水深)を計算できる
- 酸素曝露を管理できる
- 使用するナイトロックスの酸素濃度を分析できる
- 分析結果をシリンダーに適切に表示できる
- ナイトロックス対応ダイブコンピューターを設定できる
- 使用するガスに適したダイブプランを作成できる
- 分析値や表示に問題がある場合に、シリンダーの使用を中止できる
認定後の範囲
TDIのスタンダード&プロシージャーで定められた達成条件を満たすと、次の範囲でナイトロックスを使用できます。
- 酸素濃度22%から40%まで
- 現在保有しているダイバー資格の深度・無減圧範囲
- 使用するガスの最大活動深度を超えない
- 使用前に自分で酸素濃度を分析する
- ダイブコンピュータに正しい酸素濃度を設定する
- 酸素分圧と酸素曝露を適切に管理する
受講の条件
- 18歳以上
- 保護者の同意がある場合は15歳以上
- オープンウォーターダイバー以上、またはオープンウォーターダイバーコースを受講中
evisを初めて利用される方も受講できます。
講習と所要時間
eラーニングプラン
- TDI eラーニングによる事前学習
- インストラクターによる内容確認
- ランドワーク:約1時間
- 酸素分析とダイブ計画
- 筆記試験
対面学習プラン
- 学科講習:約6時間
- ランドワーク
- 酸素分析とダイブ計画
- 筆記試験
海洋実習は認定の必須条件ではありません。実際のダイビングで理解を深めたい方には、ナイトロックスを使用した海洋実習をご案内します。
学習講習
- ナイトロックスの歴史と用途
- 空気、酸素、窒素の構成
- 窒素曝露と無減圧潜水時間
- 酸素分圧
- 中枢神経系酸素中毒
- 肺酸素中毒
- 酸素曝露とCNS%
- 最大活動深度
- EAD(空気相当水深)
- ナイトロックスを使用したダイブ計画
- 反復潜水と異なるガスの使用
- ナイトロックス対応ダイブコンピューター
- 酸素濃度40%以下の器材
- 酸素濃度40%を超えるガスに使用する器材
- シリンダーとバルブの表示
- 酸素分析器の仕組みと校正
- ガス分析の手順
- 分析結果の表示と記録
- ナイトロックスの製造方法の概要
- ナイトロックスに関する誤解と事実
- ガスの受け取りと使用者の責任
プール講習
プール講習はありません。次のランドワークを行います。
- 酸素分析器の校正
- ナイトロックスの酸素濃度分析
- 分析値の確認
- 最大活動深度の計算
- EADの計算
- 酸素分圧と酸素曝露の確認
- シリンダーの表示
- 分析記録への記入
- ナイトロックス対応ダイブコンピューターの設定
- 使用するガスに合わせたダイブ計画
- ダイブ前ブリーフィング
- 誤った表示や分析値を想定した使用中止判断
海洋実習
海洋実習に参加する場合は、次の内容を実践します。
- 使用するシリンダーの表示確認
- 酸素分析器によるガス分析
- 分析結果の記録と署名
- 最大活動深度の確認
- ダイブコンピューターへの酸素濃度設定
- ナイトロックスを使用したダイブ計画
- 深度、無減圧潜水時間、酸素曝露の管理
- ダイビング後の記録
海洋実習費、施設使用料、シリンダー、ガス代などは別途です。
主な課題
- ナイトロックスの利点と危険性を説明する
- EADを計算する
- 酸素分圧と最大活動深度を計算する
- 酸素曝露を確認する
- 酸素分析器を正しく校正し、使用する
- ナイトロックスの酸素濃度を分析する
- シリンダーを適切に表示・記録する
- ダイブコンピュータに正しい酸素濃度を設定する
- TDIナイトロックスダイバーコースと筆記試験を修了する
- TDIのスタンダード&プロシージャーで定められた達成条件を満たす
必要器材・持ち物
- TDI eラーニングを受講できる端末
- ナイトロックス対応ダイブコンピューター
- 計算機
- 筆記用具
- 保有資格を確認できるもの
- 海洋実習に参加する場合はダイビング器材一式
酸素分析器とランドワーク用シリンダーはevisで用意します。
担当インストラクターより一言
ナイトロックスは、空気より常に安全なガスという意味ではありません。窒素曝露を抑えられる一方で、酸素濃度に応じた最大活動深度と酸素曝露の管理が必要です。
evisは、ナイトロックス、酸素、トライミックスなどの各種呼吸ガスを製造・提供している施設です。このコースでは、知識だけでなく、実際に使用するガスを自分で分析し、表示と計画が一致していることを確認する習慣を身につけます。
TDIナイトロックスダイバーコースのお申し込みはこちら
講習費用
| 講習費 | 33,000円 |
|---|---|
| 申請料 | 6,600円 |
| 合計 | 39,600円 |
| その他の費用 | 海洋実習費、施設使用料、ナイトロックスシリンダー、ガス代、交通費、器材レンタル料は別途です。追加のプール実習を希望する場合も別途となります。 |
講習費には、TDI eラーニング、インストラクターによる内容確認、ランドワーク、酸素分析器の使用料が含まれます。
※TDIのスタンダード&プロシージャーで定められた達成条件を満たすことで認定となります。
【次に進むコース】
テクニカルダイビングへ進み、酸素濃度の高いナイトロックスを使用するための器材、ガススイッチ、酸素曝露管理を学びたい方は、TDIアドバンスナイトロックスダイバーコースへ進みます。