期待の新人 洞窟探検家 竹内考騎が語る──KISS Sidewinderとの出会いと成長
洞窟探検の世界では、思わぬ場所で地下水脈にぶつかることがあります。
その先へ進むためには潜水が必要になりますが、
深度による時間制限や、排気の泡で視界が悪くなるなど、現場には多くの課題があります。
そんな中、探検を始めたばかりの竹内さんが出会ったのが
KISS Sidewinder(サイドワインダー) というリブリーザーでした。
サイドワインダーは「特殊な探検家だけの器材」という印象を持たれがちですが、
実は海外では、洞窟ダイバーはもちろん、
一般のレクリエーショナルダイバーにも広く使われている人気CCR です。
静かなダイビングを楽しみたい人や、フォト派のダイバーにも選ばれており、
“段階を踏めば誰でも扱えるリブリーザー”として定着しています。
今回のインタビューでは、竹内さんが
「初めて触ったときの戸惑い」から「技術習得の楽しさ」、
そして「Sidewinderならではの心地よさ」まで、
リアルな体験を語ってくれました。
これからリブリーザーに興味がある方、
Sidewinderって何がいいの?と思っている方に
ぜひ読んでいただきたい内容です。
リブリーザーインストラクター加藤大典
洞窟探検家 竹内考騎さん
潜らないと先に進めないのですが、水深が深いと滞在時間が限られてしまうんです。
せっかく、苦労して器材を運び込んだのに、あっという間にタイムリミットが来てしまって…(笑)
さらに、排気の泡で視界が濁ってしまうのも大きな悩みでした。
未踏のエリアで視界がなくなるのはリスクにもつながります。
リブリーザーインストラクター加藤大典
洞窟探検家 竹内考騎さん
「リブリーザーならその悩みを減らせるよ」と教えてもらって、興味が湧きました。
実は昔、少しだけリブリーザーを使ったことがあるんですが…
そのときの印象は「大きい・重い・洞窟で使える気がしない」(笑)
運搬も取り回しも難しそうで、選択肢から外していました。
リブリーザーインストラクター加藤大典
――そんな中でKISS Sidewinderを知ったんですね。
洞窟探検家 竹内考騎さん
コンパクトで、狭い洞窟でも扱いやすく、しかも信頼性が高い。
探検向きなのに、扱いが難しすぎるということもない。
「これなら自分でも使えるかもしれない」と思わせてくれる機材で、
まさに探検家が望んでいたスタイルでした。
そこで思い切って講習を受けることに決めました。
リブリーザーインストラクター 加藤大典
――最初に触ったときの印象は?
洞窟探検家 竹内考騎さん
オープンサーキットと感覚があまりにも違いすぎて、頭の中がいっぱいに。
ただ、学ぶことが多いのは複雑だからではなく、
すべてが安全のために整理され、合理的に設計されていると理解できました。
だからこそ、焦らず一つひとつ積み重ねることに集中しました。
リブリーザーインストラクター 加藤大典
――練習を続ける中で転機になった瞬間はありましたか?
洞窟探検家 竹内考騎さん
トリムも浮力も整い、周囲の水の流れがゆっくり感じられる瞬間があったんです。
それまでの苦労が一気に報われるような、
“静寂の中に自分が溶け込む感覚” でした。
オープンサーキットでは味わったことがない心地よさでしたね。
興奮しすぎて、浮上後に焼肉丼をかき込みました(笑)
リブリーザーインストラクター 加藤大典
――そこから一気に上達したのですか?
洞窟探検家 竹内考騎さん
できるようになるほど課題も見えてきて…まだまだ伸びしろばかりです。
でもコツコツ積み上げた結果、自分でも納得できるレベルに到達でき、
無事にCCRダイバーとして認定していただきました。
これからこの技術を使い、未知の水中洞窟に挑み続けていきたいと思っています。
――講習を担当した立場として、Sidewinderはどんなダイバーに向いていると思いますか?
リブリーザーインストラクター 加藤大典
むしろ、段階を踏めば誰でも安全に扱えるようになる“育てやすいCCR” です。
特に、
・洞窟や長時間の撮影
・静かな海を楽しみたいダイバー
・技術を磨くことに喜びを感じる人
には大きなメリットがあります。
竹内さんのように、一つひとつ丁寧に練習すれば必ず到達できます。
最初の壁を“面白さ”に変えられるのがSidewinderの魅力です。
「興味はあるけど難しそう」
そう思っている方こそ、ぜひ一度触れてほしいですね。
世界が本当に変わります。