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インタビュー

Interview

期待の新人 洞窟探検家 竹内考騎が語る──KISS Sidewinderとの出会いと成長

洞窟探検の世界では、思わぬ場所で地下水脈にぶつかることがあります。
その先へ進むためには潜水が必要になりますが、
深度による時間制限や、排気の泡で視界が悪くなるなど、現場には多くの課題があります。

そんな中、探検を始めたばかりの竹内さんが出会ったのが
KISS Sidewinder(サイドワインダー) というリブリーザーでした。

サイドワインダーは「特殊な探検家だけの器材」という印象を持たれがちですが、
実は海外では、洞窟ダイバーはもちろん、
一般のレクリエーショナルダイバーにも広く使われている人気CCR です。
静かなダイビングを楽しみたい人や、フォト派のダイバーにも選ばれており、
“段階を踏めば誰でも扱えるリブリーザー”として定着しています。

今回のインタビューでは、竹内さんが
「初めて触ったときの戸惑い」から「技術習得の楽しさ」、
そして「Sidewinderならではの心地よさ」まで、
リアルな体験を語ってくれました。

これからリブリーザーに興味がある方、
Sidewinderって何がいいの?と思っている方に
ぜひ読んでいただきたい内容です。


日本国内の未踏洞窟を師匠の吉田勝次さんと探検している


リブリーザーインストラクター加藤大典

■ 水中洞窟での悩み――探検中に地下水脈に当たることがあると聞きました。どんな課題があるのでしょう?

洞窟探検家 竹内考騎さん

洞窟探検をしていると、ときどき地下水脈に行き当たります。
潜らないと先に進めないのですが、水深が深いと滞在時間が限られてしまうんです。
せっかく、苦労して器材を運び込んだのに、あっという間にタイムリミットが来てしまって…(笑)

さらに、排気の泡で視界が濁ってしまうのも大きな悩みでした。
未踏のエリアで視界がなくなるのはリスクにもつながります。

リブリーザーインストラクター加藤大典

■ リブリーザーとの再会 ――そこでリブリーザーに興味を?

洞窟探検家 竹内考騎さん

そうなんです。
「リブリーザーならその悩みを減らせるよ」と教えてもらって、興味が湧きました。

実は昔、少しだけリブリーザーを使ったことがあるんですが…
そのときの印象は「大きい・重い・洞窟で使える気がしない」(笑)
運搬も取り回しも難しそうで、選択肢から外していました。

リブリーザーインストラクター加藤大典

■ Sidewinderとの衝撃的な出会い

――そんな中でKISS Sidewinderを知ったんですね。

洞窟探検家 竹内考騎さん

はい。Sidewinderの存在を知ったときは衝撃でした。
コンパクトで、狭い洞窟でも扱いやすく、しかも信頼性が高い。
探検向きなのに、扱いが難しすぎるということもない。

「これなら自分でも使えるかもしれない」と思わせてくれる機材で、
まさに探検家が望んでいたスタイルでした。
そこで思い切って講習を受けることに決めました。

メキシコでトレーニング中の竹内さん


リブリーザーインストラクター 加藤大典

■ 講習初日の“正直な感情”

――最初に触ったときの印象は?

洞窟探検家 竹内考騎さん

率直に言って「難しい!本当に扱えるようになるの?!」でした(笑)
オープンサーキットと感覚があまりにも違いすぎて、頭の中がいっぱいに。

ただ、学ぶことが多いのは複雑だからではなく、
すべてが安全のために整理され、合理的に設計されていると理解できました。
だからこそ、焦らず一つひとつ積み重ねることに集中しました。

リブリーザーインストラクター 加藤大典

■ 訪れた「気持ちの良い瞬間」

――練習を続ける中で転機になった瞬間はありましたか?

洞窟探検家 竹内考騎さん

はい。ある日突然、呼吸がスッと安定して、
トリムも浮力も整い、周囲の水の流れがゆっくり感じられる瞬間があったんです。

それまでの苦労が一気に報われるような、
“静寂の中に自分が溶け込む感覚” でした。
オープンサーキットでは味わったことがない心地よさでしたね。

興奮しすぎて、浮上後に焼肉丼をかき込みました(笑)

リブリーザーインストラクター 加藤大典

■ 認定までの道のり

――そこから一気に上達したのですか?

洞窟探検家 竹内考騎さん

いや、一気にではないですね。
できるようになるほど課題も見えてきて…まだまだ伸びしろばかりです。

でもコツコツ積み上げた結果、自分でも納得できるレベルに到達でき、
無事にCCRダイバーとして認定していただきました。

これからこの技術を使い、未知の水中洞窟に挑み続けていきたいと思っています。

――講習を担当した立場として、Sidewinderはどんなダイバーに向いていると思いますか?


リブリーザーインストラクター 加藤大典

Sidewinderは「特別な人だけが使う難しい機材」ではありません。
むしろ、段階を踏めば誰でも安全に扱えるようになる“育てやすいCCR” です。

特に、
・洞窟や長時間の撮影
・静かな海を楽しみたいダイバー
・技術を磨くことに喜びを感じる人
には大きなメリットがあります。

竹内さんのように、一つひとつ丁寧に練習すれば必ず到達できます。
最初の壁を“面白さ”に変えられるのがSidewinderの魅力です。

「興味はあるけど難しそう」
そう思っている方こそ、ぜひ一度触れてほしいですね。
世界が本当に変わります。