革新する水中考古学 サイドワインダーと歩む 木村 淳 先生の挑戦~
水中に眠る遺跡や歴史の断片──
ふだん私たちが目にすることのできない世界を、静かに、そして確実に探り当てる研究者たちがいます。
その最前線で活躍しているのが、水中考古学者・木村 淳 先生です。
近年、水中考古学は世界的に大きく進化を遂げています。
特にヨーロッパや地中海地域では、CCR(閉回路式リブリーザー)を使った調査が当たり前になりつつあり、長時間・高精度の研究が実現しています。
そしていま、日本でもその新しい流れが動き始めました。
今回は、evisでサイドワインダー(Sidewinder)トレーニングを修了した木村淳先生に、
「なぜCCRが水中考古学を変えるのか?」
「実際に使ってみてどう感じたのか?」
そんなリアルな声をうかがいました。
探求心と静寂の潜水が切り拓く“水中考古学の未来”。
ぜひゆっくり読み進めてみてください。
リブリーザーインストラクター加藤大典
木村淳先生
一方で、日本ではまだリブリーザーを活用した調査例がありません。
国内でもリブリーザーダイバーが増えてきている中、
「新しい技術を取り入れ、より深い調査ができる研究者になりたい」
という思いが強くなり、サイドワインダー(SW)に挑戦しました。
リブリーザーインストラクター加藤大典
木村淳先生
「扱いやすい」「管理しやすい」
と聞いていました。
evisで丁寧なトレーニングを受けてみると、その通りで、
コンパクトで合理的な構造で、研究現場でも使いやすいと強く感じました。
リブリーザーインストラクター加藤大典
木村淳先生
水中考古学に必要な、
静かさ・長時間調査・安定した動き
これらを高いレベルで実現できるのは大きな強みです。
「この技術があれば、もっと深い研究ができる」という確信が生まれました。
リブリーザーインストラクター加藤大典
木村淳先生
サイドワインダーは、そうした現場で調査の質を引き上げる力があります。
今後は、国内プロジェクトにも積極的に取り入れ、
日本の水中考古学に新しいスタイルを築いていきたいと考えています。
また、海外の研究者との共同調査でも必ず活躍してくれるはずです。
リブリーザーインストラクター加藤大典
木村淳先生
安全性や快適さが高まり、ダイビングの世界が一気に広がります。
探検、研究、テクニカルダイビングに興味がある方には、ぜひ体験してほしい技術です。
リブリーザーインストラクター加藤大典
木村淳先生
サイドワインダーを使いこなすことは、その実現に向けて大きな一歩だと感じています。
また、CCRダイバーと専門家が協力した水中調査を、CCRダイバーたちに水中考古学の魅力を知ってもらうとともに、多くの目で、より多くの発見ができることを考えています。
これからも技術を磨き、日本から新しい研究の価値を発信できるよう挑戦を続けていきたいと思います。
サイドワインダーを通して得られる技術は、
研究者だけでなく、ダイビングを深く楽しみたいすべての方に新しい視点を与えてくれます。
このコースでの学びは、いつも「新しい一歩」を後押ししてくれます。
もし少しでも興味があれば、ぜひ気軽に相談してみてください。
技術が変われば、見える景色も変わります。
これからも一緒に、安全に、そして楽しく成長していきましょう。