コースの目的

このコースは、アドバンスド・レック ダイブを充分に実施する為のトレーニングと経験を提供するものである。このプログラムは、ぺネトレーション(侵入)のスキルやテクニックを含んでいる。水深は、ダイバーが訓練を受け、その能力もある水深を超えてはならないが、このプログラムでは、いかなる場合も最大深度は55mswを超えてはならない。このコースの目的は、ダイバーにレックダイビングの正しいテクニック、器材、必要事項や危険要素を訓練する事である。

受講の条件

カバーンダイバー ※フィリピン スービック開催の場合は、減圧手順ダイバー以上
ログ50本以上 18歳以上

講習と所要時間

次の陸上ドリルは、このコース中に実施されねばならない。
1. ガイドラインの使い方
2. ガイドラインの辿り方
3. 緊急手順
次の項目は、コース中に扱われなければならない。インストラクターは、より良く
これらの項目を説明出来ると感じるなら、いかなるテキストや教材を使っても良い。
1. 器材に関する考察
 A. 予備のスキューバ
 B. ライト(複数)
 C. リール(複数)
 D. 道具類
2. 手順
 A. ダイビング前
 B. ペネトレーション前
 C. ペネトレーション
 D. レックよりのエキジット
3. レックダイビングとオーバーヘッド環境の危険要素
 A. 方向感覚の喪失
 B. 視界の低下
 C. 拘束
 D. エンタングルメント(絡まり)
 E. 環境要因
 F. ガス供給の喪失
 G. ラインの絡まり
 H. バディ・チームの離反
4. ペネトレーション・ライン
 A. 種類
 B. 正しい使い方
5. リサーチと位置の確認
 A. 地域のルール
 B. 情報源
 C. 道具類
 D. 調査
6. 不測の状況の計画
 A. チェンバーの場所
 B. コミュニケーション
 C. 緊急用ガス

受講生は、次に述べるスキルをレック・ダイブ中に完了しなければならない。全ての
ダイブは、その最大深度が受講生の能力を超えない水深で行われなければならない。

【ランドドリル】
1. ガイドラインの正しい配置
2. ガイドラインの辿り方の正しいテクニック
3. ロスト・ラインの手順におけるセーフティ・スプール/リールの使い方
4. ロスト・バディの手順におけるセーフティ・スプール/リールの使い方
5. タッチ・コンタクト・コミュニケーションの為の正しいテクニック
6. 使用されるガス・ミックスの適切な分析
7. 正しいダイブ前計画の提示
 A. 個人やチームのガス消費量に基づいた限界
 B. 計画された深度での実際の混合における酸素暴露に基づく限界
 C. 計画された深度での実際の混合における窒素吸収に基づく限界

【プレダイブドリル】
1. 全てのダイブ前には、STARTを使ってチェックする事。
2. ストレス分析とその軽減。


【ウォータードリル】
1. オーバーヘッド環境の為の特別な推進テクニックをデモする。
2. 当面の環境要因や条件に注意しながら、ガイドラインを配置する。
3. ロスト・ラインや、ロスト・バディのドリルをデモする。
4. ガイドラインを辿る(目を開けた状態と閉じた状態-又は、マスクを覆う)。
5. 制限された水域から出ながら、チーム・メンバー(複数)とエアーシェアーをする(目を開けた状態と閉じた状態-又は、マスクを覆う)。
6. ガイドラインを辿りながら、マスクを外したり、着けたりする。
7. チーム・メンバー(複数)とライトや手を使ってコミュニケートする。
8. チーム・メンバー(複数)とタッチコンタクトをデモする。
9. プライマリーライトが故障したとシュミレートして、バックアップライト(複数)を配置する。
10. レックの外で、減圧/不測の場合のガスの正しいステージをデモする。
11. 不調なレギュレターの分離と交換の正しいテクニックをデモする(バルブ・シャットダウン)。このドリルは、40mswより浅い水深で行われねばならない。
12. 深い所からの浮上ラインとして、リフトバッグを配置する能力をデモする。
13. 深い所からの浮力器材の代わりとして、リフトバッグを配置する能力をデモする。
14. 6m下(シミュレーションでのボート、又は本物のボート)の階段式ストップに配置されたマーカーから、シミュレーションでブルー・ウォーター浮上を実施する。
15. 基本的なレックの配置とレックのナビゲーションの為の特別な注意事項への理解を示す。
16. 水面で重大なDCSの合図をしているダイバー(シミュレーションでの緊急脱出)を扱う。
17. 事前に決定された限界内での計画されたダイブを実行する。
18. 具体的ダイブで、正しいナビゲーション・テクニックをデモする。
19. 制限状態で、ロングホースを使い、エアー切れの時のエアー・シェアをデモする。
20. 不調なレギュレターの分離と交換の正しいテクニックをデモする(このドリルは、40mswより浅い水深で実施されなければならない)。
21. 減圧の為のリフトバッグ、又はアップ・ラインの配置。
22. シルトした場合の手順。
23. エア・シェアをしながらラインを辿る。
24. エア・シェアをしながら目を閉じてラインを辿る。

このコースを終了する為に受講生は:
1. 全ての現場での練習、オープン・ウォーター必要事項を安全で能率的に完了せねばならない。
2. ダイブ計画とその実行にあたり、賢明で健全な判断力を示さねばならない。
3. TDI アドバンスド・レック コースの筆記試験を満足な結果で完了せねばならない。

費用


[費用]合計164,500円+税
  受講料70000円 プール実習費10000 
  海洋実習費スービック3日間6ボート75000
  教本4500 登録料5000
 ※開催2名以上の場合20000割引 

[含まれないもの] 
 宿泊代、交通費(渡航費や移動費)、食費 
 器材レンタル代(EANステージボトル&酸素レギレンタル費) 
 インストラクター経費(渡航費用や宿泊代 参加者で折半となります)

必要器材

  • 1. プライマリータンク
  •  A. タンクの容量は、計画されたダイブと受講生のガス消費速度に適している事。
  •  B. デュアルバルブ、ダブル・マニホールド、又は独立したダブル。
  •  C. TDI基準に則った、ラベリング(表示)がしてある事。
  • 2. トラベル(移動)、又は減圧タンクは、サイトの条件により必要となる。
  • 3. レギュレター
  •  A. 全てのプライマリー呼吸タンクには、プライマリーとプライマリー予備レギュレターが必要である。
  •  B. 全てのプライマリータンクには、残圧計が必要である。
  •  C. もし必要であれば、不測の場合に備えたロングホース付きセカンドステージが水深でのエアーシェアの為に適切に装備されている。
  • 4. オープンウォーター環境に適した、BC。
  • 5. 予備の水深計と時計装置。
  • 6. 水深計と時計装置として使用出来る、エアー減圧コンピューター。
  • 7. ライト・システム
  •  A. プライマリー
  •  B. バック・アップ
  • 8. リフトバッグ/水面マーカーブイ付きの浮上リール
  •  A. 計画された最大水深に適したもの
  •  B. 最低11kgのリフトバッグ/水面マーカーブイ
  • 9. オープンウォーター環境に適したスーツ
  • 10. 2個のライン切断器材
  • 11. 水中スレート
  • 12. リール
  •  A. プライマリー・ペネトレーション リール
  •  B. セーフティー・リール
  • 13. インストラクターが必要と考えるかもしれないオプション器材
  •  A. ダイブテーブル
  •  B. レギュレター付きベイル・アウト用タンク
  •  C. ジョン・ライン。
  •  D. スレート、コンパス、水面シグナル機器(フレアー炎、ストロボ等)

講習スケジュールなど

[日数]学科6時間 プール6時間 海洋実習3日(海外開催の場合は最小5日間)

このコースでは、学科講習を行い、evis本店ダイビングプールで行う講習は、所要時間は6時間です。
フィリピン海洋実習まで不安のある方は、近場で海洋トレーニングを行うことも可能です。
予定しているADレックコースはホームページスケジュールにアップしておりますが、メールや電話でお問い合わせやリクエストもお気軽にどうぞ。

担当インストラクターより一言

沈没船というとてもアドベンチャーな世界を探検することができるようになります。
船内へのペネトレーションは、洞窟のそれとは一味違って、別のダイビングともいえる。
大戦のころの巨大なバトルシップなど感慨深いものがある。