TDIアドバンスガスブレンダーコース
TDIアドバンスガスブレンダーコースは、酸素とヘリウムを使用し、ナイトロックスやトライミックスなどの混合ガスを安全かつ正確に製造するための知識と実技を学ぶコースです。
テクニカルダイビングで使用する混合ガスには、正確な計算だけでなく、酸素・ヘリウムの取扱い、低酸素ガスの管理、設備とシリンダーの確認、分析、表示、記録までを一貫して管理する能力が求められます。
evisでは、実際のガス製造設備を使用し、ナイトロックス5シリンダーとトライミックス3シリンダーの製造・分析・記録を実践します。
達成できること
- アドバンスガスブレンダーの責任を理解できる
- 酸素とヘリウムの性質・危険性を説明できる
- ナイトロックスとトライミックスの混合比率を計算できる
- シリンダー内の残存ガスを考慮して計算できる
- 目標酸素濃度・ヘリウム濃度に合わせた製造手順を作成できる
- 適切な設備と製造方法を選択できる
- ナイトロックスとトライミックスを安全に製造できる
- 酸素濃度とヘリウム濃度を分析できる
- 低酸素ガスを適切に表示・管理できる
- 製造内容、分析結果、受渡しを記録できる
- 異常や計算の不一致がある場合に作業を中止できる
認定後の範囲
TDIのスタンダード&プロシージャーで定められた達成条件を満たすと、酸素とヘリウムを使用したナイトロックスおよびトライミックスの製造を行えるようになります。
実際にガスを製造する際は、使用施設の規定、設備の操作資格、関係法令および事業者の管理手順に従う必要があります。
受講の条件
- 18歳以上
- TDIナイトロックスガスブレンダーまたは同等資格
受講前に、ガスブレンダー資格、製造経験、勤務先の設備、受講目的などを確認します。
講習と所要時間
- TDI eラーニングによる事前学習
- 学科および実技講習:1日
- ナイトロックスの製造・分析:5シリンダー
- トライミックスの製造・分析:3シリンダー
- 筆記試験
- 実技評価
受講人数、経験、製造するガス、使用設備によって、講習時間が延長される場合があります。
学習講習
- アドバンスガスブレンダーの責任
- 空気、酸素、窒素、ヘリウムの性質
- 酸素の危険性と安全管理
- ヘリウムの取扱いと管理
- 酸素火災の原因と予防
- 低酸素ガスの危険性
- 酸素サービスと設備の適合性
- ガス製造に関係する法令と施設規定
- コンプレッサーとフィルター
- シリンダー、バルブ、圧力計
- 酸素・ヘリウム供給設備
- ナイトロックスの混合計算
- トライミックスの混合計算
- 残存ガスを考慮した計算
- 分圧混合法
- 連続混合法
- プレミックス方式
- 酸素濃度とヘリウム濃度の分析
- 分析器の校正と取扱い
- シリンダーの表示
- 低酸素ガスの識別と管理
- 製造・分析・受渡しの記録
- 異常時の対応と作業中止基準
プール講習
このコースにプール講習はありません。evisのガス製造設備を使用して、次の実技を行います。
- 作業場所と設備の安全確認
- シリンダー、バルブ、酸素サービスの確認
- 充填前の残圧と残存ガスの分析
- 目標混合ガスの計算
- 製造手順の作成
- 酸素の充填
- ヘリウムの充填
- 空気による仕上げ充填
- ナイトロックスの製造
- トライミックスの製造
- 酸素濃度の分析
- ヘリウム濃度の分析
- 計算値と分析値の照合
- シリンダーの表示
- 低酸素ガスの識別と保管
- 製造・分析・受渡し記録
- 異常を想定した作業中止と報告
ナイトロックス5シリンダーとトライミックス3シリンダーを製造・分析・記録します。
海洋実習
このコースに海洋実習はありません。
主な課題
- 筆記試験で80%以上を取得する
- 不正解について、担当インストラクターの確認により100%理解する
- ナイトロックスを5シリンダー製造・分析・記録する
- トライミックスを3シリンダー製造・分析・記録する
- 酸素濃度とヘリウム濃度を正確に分析する
- 低酸素ガスを適切に表示・管理する
- ナイトロックスとトライミックスの製造に習熟していることを示す
- TDIのスタンダード&プロシージャーで定められた達成条件を満たす
必要器材・持ち物
- TDI eラーニングを確認できる端末
- 筆記用具
- 計算機
- 作業に適した服装
- 保護眼鏡など、作業内容に応じた保護具
- TDIナイトロックスガスブレンダーまたは同等資格を確認できるもの
ガス製造設備、酸素・ヘリウム分析器、実技用シリンダーなどはevisで用意します。
担当インストラクターより一言
トライミックスの製造では、酸素とヘリウムの両方を管理しながら、完成するガスの酸素濃度・ヘリウム濃度・圧力を正確に合わせる必要があります。
evisでは、計算と作業手順だけでなく、分析結果が計算値と一致しない場合の確認方法や、低酸素ガスを誤って使用させないための表示・保管・受渡しまでを重視します。
講習費用
| 講習費 | 44,000円 |
|---|---|
| 申請料 | 6,600円 |
| 合計 | 50,600円 |
| その他の費用 | 酸素、ヘリウム、空気などの実技用ガス代は別途実費となります。 |
※TDIのスタンダード&プロシージャーで定められた達成条件を満たすことで認定となります。