TDIリブリーザーカバーンダイバーコース
TDIリブリーザーカバーンダイバーコースは、TDI承認済みリブリーザーを使用し、自然光が届くカバーン環境を安全に潜るための知識と技術を身につけるコースです。
リブリーザー特有のPO₂管理、ベイルアウトガス計画、器材構成、ラインワーク、視界不良や器材故障への対応を学びます。ケイブ環境へ進むための講習ではなく、自然光が確認できるカバーンゾーンの範囲内で行います。
達成できること
- リブリーザーを使用したカバーンダイビングを計画できる
- カバーンに適したリブリーザーとベイルアウト器材を構成できる
- 必要なベイルアウトガス量を計算できる
- PO₂とリブリーザーの各種表示を継続して確認できる
- ガイドラインを適切に設置し、辿ることができる
- 視界不良時にラインとタッチコンタクトを使用して退出できる
- ベイルアウト後にチームでガスを共有して退出できる
- 浮力、トリム、推進、環境への配慮を維持できる
認定後の範囲
- 自然光が確認できる範囲
- 水面からの直線距離60m以内
- 最大深度30m
- 減圧不要ダイビング
- ダイバー2名が並んで通れない狭窄部には進入しない
- 継続したガイドラインを使用する
- 最遠地点から安全に退出できるベイルアウトガスを携行する
- オーバーヘッド環境内で生命維持装置を取り外さない
- 内部から出口を確認できる視界があること
受講の条件
- 18歳以上
- TDIエアディリュエントCCRダイバーまたは同等資格
- 講習で使用するリブリーザーで、25ダイブ・25時間以上の経験を証明できること
参加前に、保有資格、ダイブログ、CCRの経験時間、使用機種、ベイルアウト構成、最近のダイビング状況を確認します。
講習と所要時間
- 学科・ブリーフィング:6時間以上
- オープンウォーター:1ダイブ
- カバーン:4ダイブ
- 合計:5ダイブ
- カバーン実習:2か所
- カバーンでの総ボトムタイム:120分以上
- 開催期間:最低2日間
- evis自社プールでの事前トレーニング:任意・費用別途
学習講習
- リブリーザーカバーンダイビングの規定と限界
- リブリーザーとベイルアウトシリンダーの器材構成
- ベイルアウトガス量の計算
- PO₂管理とリブリーザー表示の分析
- スクラバーと使用時間の管理
- ガイドライン、リール、ラインマーカー
- ハンド、ライト、タッチコンタクトによる意思疎通
- 浮力、トリム、推進方法
- ストレスと心理的影響
- カバーンの地質、危険、環境保護
- シルティング、ライト故障、CCRトラブルへの対応
- オープンサーキットダイバーと潜る場合のベイルアウト計画
- 事故分析と緊急時計画
プール講習
evis自社ダイビングプールでの事前トレーニングは任意です。必要に応じて、CCRとベイルアウト器材の点検、PO₂管理、浮力・トリム、ラインワーク、ベイルアウト、ガス共有、視界不良を想定したタッチコンタクトなどを練習します。費用は別途です。
海洋実習
カバーンへ入る前に、非オーバーヘッドのオープンウォーター環境で1回のトレーニングダイブを行います。その後、2か所のカバーン環境で4回、合計120分以上のトレーニングダイブを行います。
- ダイブ計画、器材点検、バブルチェック
- PO₂とリブリーザー表示の継続的な監視
- ガイドラインの設置と追従
- ラインマーカーの使用
- 視界不良を想定した退出
- ベイルアウトとガス共有を伴う退出
- マスクの脱着
- ハンド、ライト、タッチコンタクト
- プライマリーライト故障への対応
- アンチシルティング技術
- リブリーザー機種ごとの緊急手順
- カバーン環境を傷つけないための姿勢と推進
主な課題
- PO₂とリブリーザーの各種表示を常に確認する
- 最遠地点から安全に退出できるベイルアウトガスを計画する
- CCRとベイルアウト器材をカバーン環境に適した構成にする
- 浮力、トリム、ライン、チームポジションを維持する
- 視界不良、ライト故障、CCRトラブルに対応する
- 状況が計画や認定範囲を超える前にダイビングを中止する
必要器材・持ち物
- TDI承認済みリブリーザー一式
- リブリーザー対応コンピューターまたはPO₂監視装置
- 計画に適したベイルアウトシリンダー
- 残圧計とオフボード接続ホースを備えたベイルアウトレギュレーター
- 酸素アナライザー
- カバーン環境に適したBCD、保護スーツ、マスク、フィン
- カッティングデバイス
- 37m以上のガイドラインを備えたセーフティリール
- 計画に適した長さのプライマリーリール
- プライマリーライト1本、バックアップライト2本
- ラインアロー3個
- 水中ノート
- バックアップダイブコンピューターまたはダイブテーブル
器材構成は、使用するリブリーザー、開催環境、潜水計画に基づいて事前に確認します。
担当インストラクターより一言
リブリーザーは長い潜水時間を可能にしますが、オーバーヘッド環境では直接浮上できません。機器の状態、PO₂、ベイルアウトガス、ライン、チームの状況を同時に管理する力が必要です。
evisでは、手順を覚えるだけでなく、変化を早く察知し、安全に退出するための判断力を育てます。
講習費用
| 講習費 | 132,000円 |
|---|---|
| 申請料 | 6,600円 |
| 合計 | 138,600円 |
| その他の費用 | 実習費、施設使用料、交通費、宿泊費、食事代、ガス代、ソフノライム、CCRや器材のレンタル料は別途です。任意のプールトレーニング費も別途となります。 |
※TDIのスタンダード&プロシージャーで定められた達成条件を満たすことで認定となります。追加トレーニングが必要な場合は、内容と費用を事前にご案内します。