TDI Hollis Explorer eSCRダイバーコース
TDI Hollis Explorer eSCRダイバーコースは、電子制御式セミクローズドサーキットリブリーザー「Hollis Explorer」を使用して、無減圧範囲で安全にダイビングするための知識・手順・実践技術を学ぶ機種別コースです。
Hollis Explorerは、呼気の一部を再利用しながらナイトロックスを供給するeSCRです。オープンサーキットとは異なる呼吸回路、ガス管理、浮力特性、事前点検、緊急時対応を理解し、機種固有の操作方法を身につける必要があります。
evisでは、自社ダイビングプールで組立て、事前点検、呼吸回路の管理、浮力コントロール、ベイルアウトなどを繰り返し練習してから、海洋実習へ進みます。
達成できること
- Hollis Explorerの構造と作動原理を説明できる
- 本体を正しく組み立て、分解できる
- ソフノライムを適切に取り扱える
- 呼吸回路を点検できる
- 陽圧・陰圧テストを実施できる
- 起動手順とプレダイブチェックを実施できる
- 使用するナイトロックスを分析できる
- 最大活動深度と酸素曝露を管理できる
- 呼吸回路を維持しながら浮力を調整できる
- Explorerの表示・警告を確認して適切に対応できる
- ベイルアウトへ切り替えられる
- Explorerを使用したダイブプランを作成できる
- ダイビング後の洗浄、消毒、保管ができる
認定後の範囲
TDIのスタンダード&プロシージャーで定められた達成条件を満たすと、次の範囲でHollis Explorerを使用できます。
- Hollis Explorerを使用した無減圧ダイビング
- 酸素濃度32~40%のナイトロックスを使用
- 最大深度40m
- 現在保有しているダイバー資格の最大深度を超えない
- 使用するナイトロックスの最大活動深度を超えない
- 減圧停止を必要としない範囲
この認定はHollis Explorerの機種別認定です。他のSCRまたはCCRを使用する場合は、その機種に対応したトレーニングが必要です。
受講の条件
- 18歳以上
- 保護者の同意がある場合は15歳以上
- TDIナイトロックスダイバーまたは同等資格
- ダイビングに適した健康状態であること
ログダイブが25本未満の場合は、最低1時間の限定水域トレーニングを行います。
evisでは安全に技術を習得していただくため、経験本数にかかわらず、自社ダイビングプールでのトレーニングをコースに含めます。
講習と所要時間
コース期間
- 3日間
- 学科講習
- 器材ワークショップ
- evis自社ダイビングプールでの限定水域講習
- 海洋実習4ダイブ
- 筆記試験
受講者の経験、技術の習得状況、海況などにより、追加トレーニングが必要になる場合があります。
学習講習
- リブリーザーの歴史と種類
- オープンサーキット、SCR、CCRの違い
- Hollis Explorerの構造と作動原理
- 呼吸回路とカウンターラング
- 電子制御システムと表示
- 使用できるナイトロックス
- 酸素分圧と最大活動深度
- 酸素曝露の管理
- 二酸化炭素とソフノライム
- 呼吸抵抗と呼吸特性
- 低酸素、高酸素、高二酸化炭素の危険性
- ガス消費とダイブ計画
- ベイルアウト計画
- 組立てと分解
- 陽圧・陰圧テスト
- プレダイブチェックとプレブリーズ
- 警告表示と異常時対応
- 呼吸回路への浸水
- 洗浄、消毒、保管
- TDIのスタンダード&プロシージャー
- Hollis Explorerの機種別手順
プール講習
evis自社ダイビングプールで実施します。
- Hollis Explorerの装着と脱着
- 水面での事前確認
- 呼吸回路の維持
- 浮力とトリム
- 潜降・浮上
- マスク脱着
- ベイルアウト
- 警告表示への対応
- 呼吸回路内への浸水を想定した対応
- ユニットを外した状態での対応
- バディとの連携
- ダイビング終了後の手順
海洋実習
海洋実習は4ダイブ実施します。
- ダイブ前の組立てと点検
- ガス分析と記録
- プレブリーズ
- 潜降・浮上
- 浮力、姿勢、深度の維持
- 呼吸回路とガスの管理
- 警告表示への対応
- ベイルアウト
- バディへのガス供給
- ダイブ後の分解、洗浄、消毒、保管
主な課題
- Hollis Explorerを正しく組み立て、分解する
- 呼吸回路とソフノライムを点検する
- 陽圧・陰圧テストを実施する
- プレダイブチェックとプレブリーズを実施する
- ナイトロックスを分析し、最大活動深度を確認する
- 呼吸回路を維持して浮力とトリムを管理する
- 表示と警告を継続して確認する
- 異常時に適切な手順を実施する
- ベイルアウトへ確実に切り替える
- 4回の海洋トレーニングダイブを修了する
- 筆記試験に合格する
- TDIのスタンダード&プロシージャーで定められた達成条件を満たす
必要器材・持ち物
- Hollis Explorer eSCR
- 酸素濃度32~40%のナイトロックス
- ベイルアウトシリンダー
- ベイルアウト用レギュレーター
- ナイトロックス対応ダイブコンピューター
- 酸素分析器
- マスク、フィン、保護スーツ
- 水中残圧計
- カッティングデバイス
- SMBおよびスプール
- TDIのスタンダード&プロシージャーで指定された器材
Hollis Explorerはevisで用意します。
担当インストラクターより一言
リブリーザーは、長く潜れることや排気が少ないことだけに注目して使用する器材ではありません。呼吸できていても、呼吸ガスが安全な状態とは限らないため、表示の確認、事前点検、呼吸回路の管理、ベイルアウト判断を確実に行う必要があります。
evisでは、Explorerを操作する手順だけでなく、異常を早期に発見し、迷わずオープンサーキットへ切り替えるための判断と行動を重視します。自社プールで繰り返し練習し、基本動作を整えてから海洋実習へ進みます。
講習費用
| 講習費 | 165,000円 |
|---|---|
| 申請料 | 6,600円 |
| 合計 | 171,600円 |
| その他の費用 | 海洋実習費、施設使用料、ナイトロックス、ベイルアウト用ガス、ソフノライムなどの消耗品、交通費、宿泊費、個人器材レンタル料は別途です。 |
講習費には、学科講習、器材ワークショップ、evis自社ダイビングプールでの講習、Hollis Explorerレンタル、インストラクター講習費が含まれます。
※TDIのスタンダード&プロシージャーで定められた達成条件を満たすことで認定となります。