コースの目的

このコースは、階段式減圧を必要とする、水深60mswまでのヘリウムを使用したダイビングで、ナイトロックスや、又は酸素ミックスを減圧中に使うダイビングのトレーニングと経験を提供するものである。このコースの目的は、呼吸ガスとして、酸素/ヘリウム/窒素を使う際の利点、危険要素や正しい手順をダイバーに訓練する事である。ガス・ミックスは、
18%以下の酸素(O2 )であってはならない。

受講の条件

エキステッドレンジダイバー以上
100ダイブ以上

講習と所要時間

【学科】10時間 
1. 物理学
 A. 圧力復習
2. 生理学
 A. 低酸素症
 B. 酸素中毒
  I. 全身(OTUs)
  II. 中枢神経系(CNS)
 C. 窒素酔い
 D. 窒素とヘリウムの吸収と排出
 E. 二酸化炭素中毒
 F. 一酸化炭素中毒
 G. ヘリウム
  I. HPNS(高圧神経症候群)
  II. 呼吸への影響
  III. 遮断材としての影響
 H. 逆方向拡散
 I. 高体温症
 J. 低体温症
3. 減圧の選択肢
  I. エアー
  II. ナイトロックス
  III. ヘリウム
4. 器材に関する考察
 A. タンクのオプション
 B. ステージ・タンクのオプション
 C. スーツ・インフレーションのオプション
 D. レギュレターのオプション
 E. ハーネス/BCのオプション
 F. コンピューター/水深計/ボトムタイマーのオプション
 G. 浮上とナビゲーションのリール
 H. リフトバッグ/水面マーカー・ブイ
 I. ライト(複数)
 J. 予備のマスクとナイフ
 K. ジョン・ライン
5. ダイブ・テーブル
 A. コンピューター機能のテーブル(複数)
 B. DCIEM ヘリオックス・テーブルと、又は、発表されているテーブル
6. ダイブ計画
 A. オペレーション計画
  I. サポート
  II. チーム
 B. チーム計画
  I. ガス必要事項
  II. 酸素限界
  III. 窒素限界
 C. 緊急時計画
  I. 減圧が怠られた場合
  II. 酸素中毒
  III. 分析とログ(記録)
  IV. 一般的問題
7. 手順
 A. ボトム、トラベル(移動)と減圧ガス
  I. ノーマルなオペレーション
  II. 故障、喪失又は、不十分な緊急手順
  III. 分析とログ(記録)

必要なスキルと終了条件
受講生は、次に述べるオープンウォーター・スキルをオープンウォーターダイブ中に完了しなければならない。全てのダイブは水深30mswから、60mswの間の深度で行われなければならない。ガス・ミックスは、18%以下の酸素(O2 )であってはならない。

【ランドドリル】
1. 基本と中級程度のハンド・シグナルをデモする。
2. 減圧義務とソフトな天井環境(仮想環境)に適した器材の選択と準備。
3. リフトバックの配置とガス交換の手順の為のチーム志向のドリル実施。
4. バディ救助のドリル。
5. 使用されるガス・ミックスの適切な分析。
6. 正しいダイブ前計画の提示。
 A. 個人やチームのガス消費量に基づいた限界。
 B. 計画された深度での実際の混合における酸素暴露に基づく限界。
 C. 計画された深度での実際の混合における窒素吸収に基づく限界。

【プレダイブドリル】
1. 全てのダイブ前には、START* を使ってチェックする事。
2. ストレス分析とその軽減。

【ウォータードリル】
1. コミュニケーションを通し、チーム志向のダイブ等で、バディやチームのメンバーへの配慮ある意識を示す。
2. 一定の水深で、位置を保ちながら2個のステージ・タンク(2個の減圧ガスか1個の減圧ガスと予備のボトム・ガス)を落とし、回収する能力をデモする。
3. 一定の水深で、バディ/チームメンバーとガス・スイッチの確認をする能力をデモする。
4. 水深からの浮力器材の代わりに、リフト・バッグを配置する能力をデモする。
5. バディ・チームの一人がマスクが無い状態で、水深から浮上しながら、エアーシェアをデモする。
6. シミュレーションで、減圧ガスが無くなった後の臨時の減圧スケジュールを作り出す。
7. 中毒にかかったダイバーと一緒に浮上し、水面で少なくとも30m引っ張り、水面でギアを除去(水中では深すぎる)するデモをする。
8. 一定の水深で、息を止めてマスク無しか、覆いをした状態で、水平に15m泳ぐ。
9. 事前に決定された限界内での計画されたダイブを実行する。
10. 具体的ダイブで、正しいナビゲーション・テクニックをデモする。
11. 2回のダイブで、浮上リールとリフトバッグを使った浮上と、階段式減圧をデモする。
12. 不調なレギュレターの分離と交換の正しいテクニックをデモする(バルブ・シャットダウン)。このドリルは、40mswより深い水深で実施されてはならない。
13. 浮力コントロール(手足を動かさずに、水中で決められた位置に浮かんでいる事が出来る)をデモする。

費用


evisでエキステッドレンジ受講の方は
【受講料】20,000円(講習費、申請料)+税
【実習費】(海洋実習2日) 60,000円+税
 [実習費に含まれるもの]2ビーチダイビング、施設使用料、入海料、evis~実習地までの無料送迎、ランチ、EANステージボトル&酸素レギレンタル費
 [実習費に含まれないもの]宿泊費別途(+5,400~) ボートダイビング費用(5,400~) トライミックスタンクレンタル代金(お問い合わせください)


evis以外でエキステッドレンジ受講の方
【受講料】30,000円(講習費、申請料)+税
【実習費】(海洋実習2日) 70,00円+税
 [実習費に含まれるもの]4ビーチダイビング、施設使用料、入海料、evis~実習地までの無料送迎、ランチ、EANステージボトル&酸素レギレンタル費
 [実習費に含まれないもの]宿泊費別途(+5,400~) ボートダイビング費用(5,400~) トライミックスタンクレンタル代金(お問い合わせください)

必要器材

申請用写真2枚(縦4cm×横3cm証明写真)
1. ボトムミックス・タンク
 A. タンクの容量は、計画されたボトムミックスの減圧を完了するのに適している事。
 B. デュアルバルブ、ダブルマニホールド、又は独立したダブル。
 C. TDI基準に則った、ラベリング(表示)がしてある事。
2. 減圧ミックス・タンク
 A. タンクの容量は、計画された減圧に必要な量の最低1.5倍である事。
 B. TDI基準に則った、ラベリング(表示)がしてある事。
3. スーツ・インフレーションタンク(ドライスーツ使用ダイバーのみ必要)
4. レギュレター
 A. 全てのボトムミックス・タンクには、プライマリーとプライマリー予備レギュレターが必要である。
 B. 全てのプライマリー/ボトムミックス・タンクには、残圧計が必要である。
 C. もし必要であれば、不測の場合に備えたロングホース付きセカンドステージが水深でのエアーシェアの為に適切に装備されている。
 D. 3台の必要なレギュレターは、全てがDINか、全てがYORKである事が強く奨励される。
5. 器材構成に適したBC。
6. 予備の水深計と時計装置。
7. ゲージ・モードを備えたものとして、水深計及び時計機器として使用出来るエアー減圧コンピューター。
8. 現場に必要であれば、予備のライト・システム。
9. リフトバッグ/水面マーカーブイ付きの浮上リール
 A. 計画された最大水深に適したもの。
 B. 最低23kgのリフトバッグ(排出・バルブ付きが推薦される)
10. オープンウォーター環境に適したスーツ
11. ライン切断器材
12. 水中スレート(減圧/不測の場合のテーブル)
13. ヘリウム・アナライザー(奨励はしない)

講習スケジュールなど

学科6時間+海洋実習2日 =3日間

このコースでは、学科講習を行い、あとは海洋実習2日。エキステッドレンジクラスのスキルに不安のある方はコンファインドウォーター、evis本店ダイビングプールでスキルアップが行えます。

予定しているトライミックスコースはホームページスケジュールにアップしておりますが、メールや電話でお問い合わせやリクエストもお気軽にどうぞ。

海洋実習は基本は日帰りツアーで行っていますが、さまざまなリクエストにお応えいたします。遠方の方は、学科講習後、evis名古屋クラブハウスに宿泊し、翌日から海洋実習にでかけていくこともできます。

担当インストラクターより一言

ディープエアの最大水深55mを超える60mまでのダイビングが可能になります。
しかし窒素中毒も考えると水深30m以深から、そのメリットは大きい。
デメリットはヘリウムガスが高価なこと。。
オープンサーキットで100mを目指す人は、evisでエキステッドレンジダイバー認定であれば、トライミックスダイバーを飛び級でアドバンスドトライミックスダイバー受講も可能です。


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