Tour Report

3日間の集中コースで、SDIレスキューダイバー&FirstResponseエマージェンシーケア&酸素管理コースを開催しました。

今回はテクニカルダイバーさんたちに、レスキューの基礎を学んでもらったり、おさらいをしてもらいました。

夏前に九州の稲積水中鍾乳洞で、ケイブレスキュートレーニングを実施しました。
閉鎖環境・低水温・複雑な地形という、非常に高度なスキルが要求される環境で実際にレスキューシナリオを行ってみて、本当に人を助けるためには、まず基礎的なレスキュースキルが完全に身についていることが何より重要だと、あらためて強く感じました。

テクニカルダイビングでは、自分自身のリスクマネジメントに加えて、仲間を守る視点と判断力が欠かせません。
しかし、実際にはレスキューダイバーコースを受講していないままテクニカルへ進むダイバーも少なくありません。また一度トレーニングした方も繰り返しトレーニングの機会がないと、スキルはさび付いてしまいます。避難訓練と同じく定期的なトレーニングが必要ですね。

今後evisでは、こうしたテクニカルダイバーのためにも、レスキュースキルを体系的に学び直せるトレーニングの機会を整え、より安全で信頼できるダイビングコミュニティを築いていきたいと考えています。