セノーテ サイドマウントダイビング
加藤大典ブログ
お久しぶりの日記です。今、メキシコに来ています。
関西のダイビングショップのオーナーさんに誘ってもらって、メキシコのセノーテにテクニカルダイビングの新しいスタイル、サイドマウントダイビングをトレーニングに来たのです。やっと念願のセノーテにやってきました。
セノーテとは、メキシコのユカタン半島にある地下水脈です。6500万年前に、恐竜などを絶滅させたといわれる隕石衝突でできたチクシュルーブ・クレーターの外輪上にできた溝に石灰岩質の土壌が堆積していき、長い時を経て、降った雨が地中にしみこみ、もともとの土壌と石灰岩質の土壌との間に大きな鍾乳洞が出来ていきました。その後、空洞の上の土が何箇所も陥没し、地中でつながった大きな泉がいくつもできました。しかも深い部分でカリブ海とつながっていて、淡水と海水が交じり合うハロクライン現象がみられます。この洞窟は、陥没した入り口、泉(セノーテ)からダイビングできるのです。セノーテはユカタン半島に300箇所あるそうで、クリスタルブルーと呼ばれる水は透明度が高く、白い鍾乳石に囲まれた景色は、幻想的でとてもすばらしいです。今回は、グランセノーテ、チャックモールなど有名なところも含め、いろいろなケーブシステムを潜りました。そして今回は、背中にタンクを背負う通常のバックマウントと呼ばれるスタイルではなく、体の横、左右にタンクを装着するサイドマウントをやりました。背中にタンクがないことで、今まで、進入できなかった、穴まで、すすむことができます。
続きはまた・・写真とともに、ここに追記します。
滞在しているプラヤデルカルメンから、車で一時間ほど国道を南下すると点々とセノーテがあります。
これは、セノーテの目印の看板です。
国道から石灰岩質の舗装されていない道路でジャングルに入っていきます。
でっかい青緑のトカゲやきれいな鳥たちが出迎えてくれます。
ここから探検気分ははじまります。
車を停めて、セッティングして、セノーテの入り口まで、器材を運びます。
バックマウントのダブルタンクと違い、大きなタンクも一本ずつ、運べるからジャングルの中でも運搬が簡単なのが、このサイドマウントのいいところです。
大容量のガスを分けて運べるから、体力的にテックがストレスの人にも、うれしいシステムです。
テクニカルダイビングだけでなく、レジャーダイビングでも様々な可能性を秘めたスタイルですね。
洞窟の入り口は、カバーンといって、青い光の差すキレイな水域。
ここから暗黒の世界へ。冒険のはじまりです。
せまい通路も背中にタンクがないから、進入できます。
さらに狭くなったら、体からタンクを移動させて、進入できます。
タンクをこんなかんじで、前に回せば、体ひとつ分のサイズの通路もらくらく、くぐれます。
こんなこともアスレチック感覚で楽しかったりします。
もしも脱出不可能になっても、タンクを体から切り離すことで、脱出も可能に。
冒険につきもののサバイバルに対応しやすい利点も備えています。
光の差すカバーンエリアから、暗黒のケーブエリアに入るところには、一般ダイバー進入禁止の看板が入っています。ドクロマークや死神マークがあります。
ハロクラインで淡水と海水が混じり、視界がわらわらしています。
カバーンのパーマネントラインからケーブのパーマネントラインまでは、自分たちのプライマリーラインを設置します。
written by かとう だいすけ
2024
10
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
28 | 29 | 30 | 31 |
関連する記事
新着記事