無料説明会を予約する

ツアー報告

Tour Report

TDIエクステンディッドレンジダイバーコース 北陸 越前

テクニカルダイビングコース

金沢のSDI TDIファシリティ シードラゴン所属のSDIインストラクターのみなさんにエクステンディッドレンジの海洋実習をおこないました。
今年の春にスタートして、今回は二回目の海洋実習。 海洋実習にむけて、シードラゴン代表のSDITDIインストラクタートレーナーの村田さんが講習生にファンダメンタルスキルトレーニングを何度も行ってくれています。さあどれだけ進化したのか楽しみです。
海洋実習地の越前では、ダイビングボート、ボートキャプテン、深度のとれる海域とテクニカル講習を行う環境としては整備されていますので、安心してコースが開催できます。テクニカルはテクニカルダイバーの能力だけでなく、テクニカルダイビングを安全に行える環境が必要です。なにも知識のないキャプテンに必要な設備や装備の足りないボートでサポートしてもらうことは大きなリスクとなります。このようなサポート体制は信頼関係を築いてテクニカルを理解して協力してくれる現地サービスが不可欠です。荷物が多くて時間の長いダイビングにいつもお付き合いいただいて感謝感謝です♥

今回はエクステンディッドレンジということで、ボトムガスはAIRを用意し、デコガスは酸素とEAN50を用意。四人分なのですが、一人4本必要なので、これだけで、シリンダーの数はボートの上に16本になります。たくさんのガスを使用した贅沢なダイビングです。
今回もサイドマウントラブ♥なインストラクターのみなさんが参加です。本来バックマウントで行うエクステンディッドレンジが正統派で、こちらのほうがスマートに潜れます。ただ好きなダイビングスタイルで、安全に快適に潜るだけのスキルをマスターすれば、サイドマウントでのこのコースの参加も可能です。このコースはたくさんのシリンダーを取り扱いますので、複数のシリンダーを取り付けることに関してはサイドマウントの方が難易度は高くなります。特に波のある時のエントリーエキジットにはいろいろ工夫とテクニックが必要です。前回はビーチでのトレーニングでしたので、今回は4シリンダーでのボートダイビングは初めてでしたので、このあたりもアイデアをお伝えしました。

このコースの肝は、絶対に間違えずにガススイッチをすることができるようになることです、これを間違えると大変なことになります。確実な手順で確実なガススイッチ法を身に着けます。またこのコースはディープエアの最高峰で、最大深度55mまでの範囲での空気潜水を可能にします。深い深度で、そして長い減圧が伴いますから、あらゆる想定外のトラブルに対応できるスキルも必要です。ダイバーとして多岐にわたる高い能力が要求されます。

このコースの達成項目をひとつひとつ確認し仕上げていきました。講習生はさすがSDIインストラクター! そして村田さんのトレーニングの成果もあり、計画潜水の肝であるランタイムにのることもでき、水中でのアウェアネスやチームダイナミクスも力を発揮されていました。とても素晴らしかったです。そして、今回のトレーニングでそれぞれに課題を発見できました。トレーニングコースの参加の意義は簡単に資格を得ることではなく、その範囲でのダイビングを安全に行うために必要なスキルを身に着けることです。もしも達成項目を自信もってクリアできずに資格を得たとするのなら、それはそのレベルでのダイビングを不確実にし欠陥を残すことになりかねません。また次回のトレーニングで達成していきましょう。安全性の高いテクニカルダイビングを提供するには、それぞれのダイバーの問題点を明確にし、改善し解決していくことがテクニカルインストラクターの役割だと思います。

今回も充実した一日でした。普段レクリエーショナルダイビングを提供するインストラクターみなさんに、テクニカルダイビングをトレーニングする機会はとても貴重なことです。普段提供しているダイビングの範囲外のことに挑戦することで、普段のダイビングの安全や楽しさを再認識することもできますし、改めてダイビングの潜在的なリスクに対して安全管理者はどうあるべきか再認識することもできると思います。教える側ではなく逆の立場で学ぶ立場で学ぶ側の気持ちになれますし、ますます広がるダイビングの可能性を垣間見ることもできます。なによりインストラクターが新しいことに挑戦して、ワクワクしてダイビングを真剣に楽しむことができることは、またダイバーに素晴らしいものが提供できるようになります。

ダイブプロフェッショナルのみなさんからのテクニカルダイビングへの参加を心からお待ちしております♥

※越前をホームグラウンドにするシードラゴンさんは、水中撮影にとても力を入れています。水中撮影にテクニカルダイビングを用いて効果的な撮影を行っています。撮影技術やテクニカルダイビングに興味のある方はぜひ訪ねてみてください。


written by かとう だいすけ