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ツアー報告

Tour Report

フィリピン スービック テクニカルダイビング アドバンスレックダイバーコース

テクニカルダイビングコース


いまevisでもっとも熱いテックT夫婦さんのアドバンスレックダイバーコースをフィリピンで開催してきました。
3月のセノーテ・フルケーブダイバーコースからの! このアドバンスレックダイバーコース!! 勢いが止まりません。

やはりテクニカルダイビングはテックの本場でトレーニングすることがとても大切だと思います。このエリアはレックダイビングのメッカであり、最高のトレーニング環境であり、最高のゲレンデが用意されています。

T夫妻は、サイドマウントだけで100ダイブの経験を積み、セノーテでの経験も積んでいます。今回のスービックのレックポイントは水深30mのエリアが多く、減圧潜水も必要です。今回はこのためにデコンプレッションプロシージャ―ダイバーコースで減圧手順も学び、準備万端。ここが二人の集大成でもあります。

さてスービックという場所ですが、スービックはマニラから北へ約130kmの距離にあり車で約3~4時間で到着します。何故、130kmで4時間も?と疑問に思われるかもしれません!それは渋滞が当たり前のマニラを抜け最近こそ高速道路ができいくらか良くはなりましたがほぼ一本道で何かあればすぐに渋滞というここフィリピンの道路事情の悪さの為です。ここスービックはオロンガポ市を中心に米海軍基地跡を利用したSBMA(スービック湾都市開発庁)管轄のフリーポートゾーンが有りまるでフィリピンの中のアメリカといった感じです。海軍の置き土産のインフラ(電気、ガス、水道)をそのまま使っているので生活は快適です。

このスービック湾には、いくつものレックポイントがあります。四日間のダイビングの中で、エルキャピターノ、LST、そしてUSSニューヨークというすばらしいポイントに潜りました。

今回参加のお2人は、ダイビング歴3年とまだまだダイビング経験は短いのですが、すでにセノーテでのフルケーブダイバーコースにも参加し、スキルアップも万全。ここまでの集大成としてこのアドバンスレックに参加している。通常のレックダイビングでは簡単な進入しか許されておらず、せまくて視界不良で錆びた突起物のある危険な船内へは入ることが出来ない。今回ふたりが参加したアドバンスレックはテクニカルダイビングのコースになり、このようなせまい船内への侵入も許可されるダイバーランクとなる。

難易度の高いコースなので、知識、ノウハウ、考え方の習得、そしてプールで究極のスキルを身に付け、繰り返しトレーニングを行い、このコースに参加してもらっています。レベルを整え参加してもらえたらレックダイビングの醍醐味を堪能してもらえることは保証します。テクニカルダイビングはスーパーマンでなくてもできるが、レベルとダイビング環境や計画が一致していなければ、リスクがとても高くなる。また安全とサバイバル生存のために置かれている環境を把握し注意力を適度に保ち続ける精神力も重要です。テックの道のりはとても複雑で困難も伴いますが、レベルを上げれば上げるほど、経験を積めば積むほど、贅沢な最高の時間を過ごすことができるようになる。

このスービックの目玉スポットである、重巡USSニューヨークは、127年前に建造され、第2次大戦初期に沈められた、アメリカ海軍重巡洋艦。 スービック湾の中央、水深30mの海に沈んでいる。 1991年のピナツボ山の大噴火で船体の半分は火山灰に埋もれている。
USSニューヨークは1888年に建造を開始し、1891年に進水した全長115m、全幅20m、総排水量8,150tを誇る当時最新鋭のCA-2型重巡洋艦。合計17,000馬力を咆哮する4基のエンジンは、艦長以下550名の乗組員を載せ、最大速力21ノットの航行を可能とした。世界中で輝かしい戦歴を重ね、1932年に再びアジア艦隊に戻り、1933年には電力供給と船舶部材製造所としてオロンガポ造船所に係留されて晩年を迎える。 そして太平洋戦争が始まった直後の1941年のクリスマス、日本帝国海軍の手に渡らない様にアメリカ海軍がでスービック湾に沈めたと言われている。

このような歴史的建造物にテクニカルダイバーという資格を持ち、船内に侵入すると、歴史を学びたくなり、その時代に様々な立場で、懸命に生きた人たちの気持ちを想い、平和と戦争、世界、国家、地域、会社、仲間、家族、いろいろな事が頭に浮かび、この時代を生きていることに感謝の気持ちでいっぱいになり、このような経験は人生を深く考えさせられる。
ダイビングにもいろいろな楽しみ方がありますが、このようなマニアックなレックダイビングもひとつの楽しみ方であります。興味が湧いた人は、信頼できるテクニカルダイビングのアドバンスレックインストラクターに問合せしてみてほしい。その先にはすばらしい体験が待っていますよ。






written by かとう だいすけ