ダイビングで潜降したりすると、ダイバーを取り巻く周囲の圧力は上昇し、同時に呼吸する気体の分圧も上昇します。つまり、周囲圧が増加すると、体内に気体が吸収されていくことになるのです。一般的に、ダイバーが潜水している時間が長いほど、より多くの気体が吸収されます。
逆にダイバーが浮上するにつれて周囲圧は減少するので、吸収された気体は排出されていきます。「減圧停止不要潜水(NDL)」という用語は、浮上する前に「減圧停止」を必要としないレクリエーションスポーツダイビングを表すために一般的に使われます。減圧停止不要潜水(NDL)をするためには、ダイバーは決められた時間と水深の限界に従わなければならず、吸収された気体が余分な気泡を形成することのないように、ゆっくりと排出される速度で浮上しなければなりません。

その限界より長く、より深く潜水したいダイバーは、浮上する前に一連の段階的減圧停止を行う必要があります。もしも、これらの停止を行わないと、減圧症が発症する可能性が高くなります。

減圧停止が必要となる潜水は、いわば水中に「仮想の天井(シーリング)」または理論的にこれ以上浮上してはいけないという目に見えない上限ラインを作り出すことになります。
よって、段階式減圧停止潜水を行うには、追加のトレーニングと徹底したダイビング計画が必要となります。


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