ポール・バートは、1860年代と1870年代を通してフランスで生理学を学び、教えた人物です。 色々な研究と実験を通して、バートは周囲圧力を変化させるとそれに対応して体内組織内の気体に変化が生じると結論づけました。彼は、血液中の酸素が多過ぎると毒性があり、少な過ぎると酸素欠乏症になることに気付きました。また、周囲圧力が低下すると体内組織内に気泡が形成され、その結果ベンズが発症すること、そして、その気泡は窒素で構成されていることも発見しました。
彼は、急速な減圧を伴う長時間の加圧状態はひどい副作用を引き起こし、ゆっくりとした減圧を伴う短時間の加圧状態では最小限の影響しか及ぼさないことも確認しました。そして、バートは、特に最大水深と水面の中間に停止するディープストップを初めて推奨しました。また、ベンズにかかった際の再圧治療の利点と純酸素を吸入する有効性も確認しました。 バートは「ポール・バート効果」として知られている今日のCNS酸素中毒にとても大きな影響を及ぼしました。


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